ヴァトナ氷河の氷の洞窟

氷の厚いヴァトナ氷河では、自然に形成された氷の洞窟内を歩くことができます。入れる洞窟はその年によって変わり、氷河の溶けない冬の厳寒期のみ行われる特別なツアーです。日中の自然光は厚い氷に反射して、洞窟はわたしたちの目には青く映ります。ヨーロッパ最大の氷河の壮大な景観は、冬のアイスランドの風物詩。地方泊を含めた1泊2日のツアーになります。

オーロラ

アイスランドは、島全体がオーロラオバールと呼ばれる地帯に含まれるために、晩秋から初春にかけてオーロラ観測をすることができます。太陽の黒点の活動とアイスランド上空の天候にも左右はされますが、首都に滞在し、温泉や近郊の自然観光をしながら、オーロラが手軽に観測できるのはアイスランド旅行の醍醐味です。自然が織りなす華麗なショーは、何度見ても見飽きることがありません。

ゴールデンサークル

シングヴェトリルは、930年に初期の入植者たちが合議制の共和国を建国した、アイスランドの歴史にとって大変重要な場所です。その文化的な意義から、1930年には国立公園として保護され、さらに2004年にはユネスコ世界遺産に指定されました。この地は、地球内部から上昇したマグマが、新しいプレートとして西と東に分かれて行く場所でもあります。移動をする際に引き裂かれてできた大地の裂け目（ギャウ）も、見ることができます。

滝・グトルフォスは、ラング氷河の溶け水が流れる、上段11m、下段20mの２段構えの滝です。天気のいい日には、滝の上に虹がかかることで、『グトル（黄金）フォス（滝）』という名前がつきました。1920年代には水力発電所を造る計画があったほど、１年を通して水量が多いのも特徴です。幸いにも地元の住民たちの反対によって、滝は守られ、その後1979年には自然保護地域に指定されました。

ゲイシールエリアのストロックルは、7～8分おきに約30mほどの高さに噴き上がる間欠泉です。間欠泉のしくみに大きく貢献するのが、温水菅と呼ばれる地下の特殊な地形です。温水菅にたまる水が地熱で温められ、温度の上昇に伴う水圧の低下に地表まで押し上げられて、熱湯として噴き出すのです。活発な地熱地帯に属するこのエリアでは、他にも異なった源泉を見ることができます。

ブルーラグーン

世界最大規模の露天風呂、ブルーラグーン。壮大な溶岩台地を背景に広がる乳白色の広大な露天風呂に入っていると、まるで地球以外の惑星で湯に浸かっているよう。情緒ある湯けむりの中で存分にリラックス。ブルーラグーン周辺は、アイスランドの静寂を楽しむのに最適です。周辺には住宅などがなく、苔むした溶岩台地に囲まれています。天気のいい日は見晴らしがよく、雨の日は苔の緑が鮮やかに映え、自然の織りなすミステリアスな雰囲気を味わうことができます。